木曽街道から王滝村、そして霊峰・御嶽山へつづく道。
そこは、訪れる人の心身の活力を呼び覚ます「神の里路=スピリチュアル・ロード」です。
千年を超える昔から豊かな自然と共生し、霊山への篤い信仰心のもとで受け継がれてきた透明な空気と時間。
ここには、多くの現代人が失いかけている「人間本来の健やかさ」を取り戻すことのできる スピリチュアルな環境があります。
一年を通し信仰登山の人々で賑わう標高3,067mの御嶽山。
木曽ヒノキの美しい森がもたらす清らかな空気。そして清流、滝や湖、天空の星々。
長い歴史に育まれた素朴な自然野菜や産物の恵み、日本中に伝承される自然薬草・生薬の数々。
御嶽山の裾野に広がる自然環境の中で精神を豊かにする修行体験やレジャー体験、
自然を愛する人たちとの素朴な触れ合いなど、精気みなぎる王滝村の
“人を癒し、健やかな心と身体を呼び覚ます大きなエネルギー”に一人でも多くの人に触れ、感じてほしいと願っています。
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標高3,067mの御嶽山は、古来、信仰の山として富士山・立山・白山・大山とともに霊峰として知られています。山の名著・深田久弥の「日本百名山」にも選ばれ、信仰登山だけではなく眺望の良い独立峰として知られ、多くの登山客に愛されています。
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王滝口七合目(標高2,180m)に位置する田の原は、御嶽山はもちろん、中央アルプス、北アルプス、乗鞍岳、開田高原などの絶景が望める場所です。また、山頂まで登ることができない人は、この場所から御嶽山の祭神をお参りすることができます
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御嶽神社は、御嶽大神と呼ばれる、、を祭神とし、智恵・才能を授け、長寿を護り、病難を癒し、禁厭を司る霊妙神として祀られています。その信者は毎年夏になると白装束に身を包み、「六根清浄」を唱えながら訪れます。
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夏、田の原へ向かう道程で出会う「清滝」「新滝」は、心地良い清涼感を与えてくれます。「清滝」は、古くから御嶽修験道者の滝行が行われる神聖な滝として知られており、「新滝」は流れ落ちる滝の裏からの眺めは優美な美しさに目が奪われます。
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王滝村を代表する2つの湖。1961年、愛知用水の水源として誕生した広大な「御岳湖」は、周囲の山々の彩りとともに半世紀にわたって王滝村の暮らしを見守ってきました。また1984年の「長野県西部地震」によって王滝川の流れがせき止められて生まれた「自然湖」は、湖面に立ち木が屹立し神秘的な情景を見せてくれます。
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王滝村の標高は約920m。御嶽山麓を源流に持つうぐい川が出会う王滝川、そして御岳湖に注ぐ瀬戸川流域は、その冷涼多雨な気候によって木曽ヒノキに代表される良質な木材を産出し、江戸時代から幕府の手厚い保護政策によって守られてきました。現在も王滝村の森林面積の87%が国有林として、原生の森を維持しています。
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木材輸送専用の森林鉄道は王滝村はじめ地域の住民たちの協力によって建設・運行されていたため、住民の日常生活にも利用されていました。昭和50年、トラック輸送の普及によって幕を閉じるまで住民との結び付きが強く、今でも王滝村が誇る日本を代表する森林鉄道として語り継がれています。※王滝線を走っていた森林鉄道の当時の保存車両が見学できます
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古くから御嶽山修験者が携帯した「蕎麦」は、やがて御嶽山麓・開田高原の特産となり、王滝村でも生産され登拝する人にも愛好されるようになりました。今では木曽谷全域で、独自の味を継承し全国で知られる「木曽蕎麦」は、平成28年「木曽路はすべて山の中~山を守り 山に生きる~」として、日本遺産に認定されています。
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御嶽山の修験者が編み出したキハダの内皮から抽出する秘伝の製法を、200年以上にわたって継承してきた御嶽の「百草」。文豪・島崎藤村の小説「ふるさと」でも紹介された、御嶽山の厳しい自然環境がもたらした、そのさまざまな生薬の治癒力は、今なお多くの人に信頼され愛用されています。
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松原スポーツ公園は多目的グランド、400mトラック、サッカーコート、多目的屋内施設、野球場を備え、シャワーや更衣室も完備。また、国民体育館は、体育室、トレーニング室を備えています。さらに小川テニスコートにはコートを3面(芝2面・全天候1面)備えています。本格的なスポーツ拠点は、学校やクラブの合宿などにおすすめです。
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雄大な御嶽山を囲む深いヒノキの森、美しい渓谷や湖、長い歴史に育まれた寺社、そして心身を蘇らせるイベントやアクティビティの数々。そんな王滝村の魅力を教えてくれるのは、この地を愛し、この地で暮らす心温かな人たちです。王滝村を訪れたら、ぜひ会ってほしい人たちです。