スピリチュアルロード おんたけ王滝

村の人

雄大な御嶽山を囲む深いヒノキの森、美しい渓谷や湖、長い歴史に育まれた寺社、そして心身を蘇らせるイベントやアクティビティの数々。
そんな王滝村の魅力を教えてくれるのは、この地を愛し、この地で暮らす心温かな人たちです。
王滝村を訪れたら、ぜひ会ってほしい人たちです。

おんたけ王滝の自然の素晴らしさを一人でも多くの人に体感してほしい。

おんたけ王滝案内人 西村 勲さん

木曽路案内人 木曽御嶽山・観光案内人
文部科学省登録・青少年長期自然体験活動指導者
現在は引退されています

半世紀以上、御嶽山・木曽路を歩き、
地域の自然を知り尽くしたプロがご案内します。

かつて木曽の営林署で30年以上働いていた西村さんは、現在、御嶽山や王滝村、さらに木曽の山々をさまざまな人に案内するガイドです。西村さんは、営林署時代から培った木曽の山々や河川、木曽ヒノキをはじめとする多様な木々の知識はもちろん、四季の植物・花々、動物に至るまで、地域の自然のすべてを知っています。王滝村に暮らし、若い頃から毎日のように木曽谷のどこかの山を歩き、どこにどんな木が茂り、どんな花が咲いているか知り尽くした、まさに村の生き字引ともいえる存在です。
「王滝村の魅力は、何といっても他では見られない固有の自然に溢れていることにあります。年間を通して涼しく雨も多いため、木曽五木をはじめとする原生の豊かな森が現存しています。その中でも特に、知ってほしいのは日本有数の天然ヒノキの国有林です。現在では、林野庁が森林レクリエーションの場として設定しており、春から夏にかけては瀬戸川やうぐい川の渓谷などをご案内しています」
最近では、長野県内はもちろん名古屋の子供たち、関東の団体の方など、王滝村を訪れた人たちがまた次の年も西村さんをガイドに指名して再訪してくださることが増えています。
「最近は、御嶽山や王滝村周辺の生態や自然、木々や植物、花の知識に詳しい方たちも多く、私もさらに勉強していかないといけないなと思っています。また王滝村の自然は豊かなだけでなく、御嶽山を霊山と仰ぎ登拝したり、古道を散策したり、森林鉄道の跡地を訪ねたり、いろいろな歴史の物語があり、その楽しみ方はたくさんあると思っています」 今、王滝村ではこうした多様な体験の資源を、さらに広げていく活動も活発になっており、西村さんも新しいプランを開発中とのことです。王滝村を訪れる際は、ぜひ西村さんに声をおかけください。

美しい森、澄み切った空気、そして美味しいおそば…
王滝村で、都会では決して味わえない体験を!

「そば処さくら」のご主人と奥様

御獄の大自然に魅せられ、もうすぐ脱サラ20年。
今も毎日、刺激にあふれた王滝ライフを満喫中

「こんなに気持ちが豊かになれる環境は他にない」と自慢げに語るのは、「そば処さくら」のご夫婦です。ご主人はもともと木曽谷の出身。大学時代から東京に暮らし、その後マーケティング会社に勤務されていました。
やがて生まれも育ちも東京の奥様と知り合い結婚され、毎年のようにお二人の共通の趣味であるスキーをするために王滝村を訪れるようになりました。
「何度も訪れるたびに二人ともどんどん王滝村の魅力に引き込まれ、ついに私が30代後半になった頃に思い切って移住を決意しました。
当初は「PC1台あれば仕事はできる」と王滝村で独立したのですが、『やはり自然がいっぱいのこの土地で仕事をしよう』と考え、「そば屋」を始める決心をしたのです。王滝村は空気も水も美味しいし、もともと蕎麦の産地でもあったので、妻と二人できちんと勉強して『王滝村らしいそばの味』を作ろうと思いました」
当時の王滝村は、冬のスキーシーズンと夏の登山期を合わせると年間50~60万人、ピーク時は100万人に近い人が訪れていました。
しかしその後、スキー場での事故や2014年の御嶽山の噴火などがあり、現在、観光客は減少しています。
「確かに『さくら』をオープンして数年は、夏は御嶽山に登拝する信者さんや通常の登山客、冬はスキー客で賑やかでした。
でも、今でもお店に来てくださる方はリピーターの方が多く、三岳や木曽路の方からわざわざ来てくださる人もいます。
今では御嶽山もスキー場も少しずつお客さんが増えていますし、今、王滝村ではさまざまなアクティビティも発信しているので今後が楽しみですね」
ご夫婦ともに、今も夏になると古道散策や国有林ウォーキングなど「おんたけ王滝」を体験中で、毎年いろいろな発見があって楽しいといいます。
奥様は「特に王滝村は女性の人に来てほしいですね。御嶽山には「二十八史跡巡り」や神社など、癒しのスポットがいっぱいです。何といっても夏は星が綺麗でロマンチックだし、ファミリーキャンプ場も整っていて、都会にはない環境がありますから」と強調されます。
女性の皆さん、ぜひ一度「そば処さくら」に寄ってお二人とお話しください。きっと、王滝村の魅力をいっぱい教えていただけます。

王滝村で生き生きと暮らす村民の様子はコチラからもご覧いただけます。 ⇒ Hard Mode Life In Otaki